
タッチデックスとは
タッチデックスとは

特長

高剛性・耐切削力大 高クランブ力で高速切削対応
タッチデックスの特長はその強力なクランブ力にあります
● ロックピンによる固定方式を採用、クランプ力は同サイズ一般割出し台の約2~4倍。
● フライス加工、エンドミル加工、ドリル加工、タッピング加工のすべてに対応します。
● 回転中心より離れた位置でも超硬ドリルの高速切削対応可能。

取付が容易
パレットチェンジャや横型マシニングセンタでも搭載可能です
● 動力制御ケーブルがない為、機械への取付が簡単。
● すべてのタイプのパレットチェンジャに搭載可能。
● 横型マシニングセンタに取り付ければマシニングセンタの機能だけで5面加工ができます。
● タッチデックスのテーブルにもう一台のタッチデックスを取付け、5面加工を可能にします。

省スペース
小さいので2、3台並べて使用できます。
● 動力制御ケーブルがない為、最小限のスペースで設置が可能
● 設置面積は一般割出し台の約1/2
● テーブルの上に2台~多台のタッチデックスをならべて多数個ワークの多面加工ができます

高精度・高耐久性
高精度はNC割出台に引けを取りません
● 割出し精度±15秒以内(累計)
● 繰り返し精度±3秒
● 独自のクランプ方式によりロッキングピン摩耗度も高精度を維持。半永久的にバックラッシュゼロを実現

簡単インデックス
割出にツール交換は必要ありません
● プッシュバーは、押荷重に耐えうる剛性の工具(目安としてφ10mm以上の工具)であれば、使用中の工具でそのまま押す事ができます
● 細い工具を使用した加工でもコレットホルダや主軸カバーで押せば、インデックスの為に工具交換を行う必要がありません。
タイプ紹介

FDRタイプ
2方向割り出しタイプ
● 右側プッシュバーを押すと時計回りに割出し
● 左側プッシュバーを押すと反時計回り方向に割出し回転
● より短い時間で、加工面へ到達
● アンバランス補助機能付で、偏心ワークに対応

-360タイプ
最小割出し角度1度
● 最小割出し角度が1度仕様のタイプです
● プッシュバーの押し下げ量を調整し、最小1度単位で割出しが可能

FDMタイプ
縦置き・横置き兼用
● タッチデックスにつける治具の加工やチャック生爪の成形が簡単に行えます
● 傾斜テーブル上にタッチデックスを設置し、斜め加工に対応します
● 横型マシニングセンタのイケール各面に1~2個のタッチデックスを取り付ければ、20~40面加工(5面×4~8個)が1度に行えます

-04タイプ
1ストローク90度割出し回転
● プッシュバーを下まで押して90°の割出
●「四角形状ワークの多面加工に最適

FD(M)Kタイプ
回転保持機能を標準装備
● 回転保持機能とは、テーブルに常時一定の摩擦力をかけることにより割出回転中のクランプ力低下を軽減する機能です。よりアンバランスな加工物、冶具に対応できます。

チルティング TLタイプ
自動傾斜円テーブルで5面加工
● 2個のタッチデックスを一体化し、立型マシニングセンタ上で5面加工を可能にします。

バイデックス FDVタイプ
多数個ワークの3面加工
● エンドサポートとベースを取り付け、1度に多数個ワークの3面加工を実現します。
設定・使用手順

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Step 1
マシニングセンタのツールをタッチデックス上部のプッシュバー上に移動させます。(ツールは目安としてφ10以上のドリル)
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Step 2
マシニングセンタのZ軸移動を用いて、ツールでプッシュバーを押します。
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Step 3
プッシュバーを戻すと自動的にテーブルがクランプされます。
プッシュバーを押す量で、割出角度が変わります。
テーブルの割出し角度は、Z軸移動量により変化させることができる。プッシュバーのフルストロークでテーブルが45度回転する場合、5度割出しは目安として5/45ストローク分プッシュバーを押して下さい。
● 最小割出し角度とフルストローク最大割出し角度は、機種により異なります。
● 押し下げ速度は、F1000です。ただし、ワークがアンバランスの場合は遅くする必要があります。 -
Step 4
新しく割り出された面にて加工を再開してください。
動画
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タッチデックス説明動画